うめピアノ

30代からのピアノ練習日記

エリーゼ音楽祭全国大会(当日演奏編)

こんにちはうめです。

いよいよ当日演奏編!

 

本番前は慌てたりしたくないので,開場と同時くらいに行きました。

11時くらいかな?

(演奏予定時刻は14時頃)

 

顔見知りも何人か来ていて,挨拶してから会場内をうろうろ。

動線を確認。どこに何があるか?

数名の演奏も聞いて,響きとか音量をチェック。

12時前くらいに着替えに入りました。

まだ更衣室もすいてて,ゆっくりお着換え。

前日に宿でもう一度着て,着方や編み上げの締めを調整しておいたのでスムーズ。

(中にはけっこう苦労されてる方もいらっしゃった)

アクセサリーも全部付けて,万全の状態にして更衣室を退出。

 

その後は2階のスペースで自分の演奏曲や出場者の演奏を聴いたりしていました。

時々知ってる方が通って行かれるので,軽く挨拶もしつつ。

 

演奏の40分くらい前になったら再び更衣室でお化粧チェック。

チーク,ハイライト,リップは要お直しです。

時間がたっぷりあれば,他の出場者のメイクを直したかった。みんな薄すぎるよ!

 

5人前になったところで,舞台袖に降りていきました。

後はずっと自分の曲聞いていました。他の人のを聴くと焦るし・・・

 

ここで,事務局の人から確認。

なんと5分以上弾かせてくれるらしい。うれしい(^^♪

規程時間のオーバー1~2分くらいは可とのこと。

欠席者がいたりして時間に余裕があるためだそう。もちろん全部弾きます。

暗譜は一応全部してあるのだよ。

 

前の演奏者が終わる。充実した表情で戻ってきた!

よし,ワタシも頑張ろうとグッと手を握って,いざステージへ。

(裾を踏まないよう。。。)

前奏文を長めに書いたおかげで,座ってからも一息つく時間がありました。

あれは少し恥ずかしいけど,書いたほうがいいですね。

ここで深呼吸して落ち着く時間が持てる。

 

ピアノはスタインウェイのフルコン。

鍵盤のタッチは軽く,なめらかでした。

ダンパーペダルが切りにくく,丁寧に踏み変えないと濁ってしまう(><

 

ノクターン17番はこれで最後ということもあり,思い切り歌ってやりました笑

前半,主題がちょっと目立たなかったかな?

もっとメリハリつけたかった。

中盤,抑えるところはしっかり抑え込む。

盛り上がるところに向かって。じっと耐える。

ふわふわとした中盤終わりはまあまあ。

後半に入りトリルがちょっと浮いてしまった。無念。

 

終盤に向けて最大の盛り上がりセクション。

こ・こ・で 大参事!!!

いちばん盛り上がるところで左手の暗譜がふっとぶ。

そのまま行こうかとも思ったけれど,やはり無理。あかん。

このセクションから弾き直しを選択。しゃーない,切り替えだ。

おお,2回目はうまくいったわ・・・

 

終盤の転調はそこそこうまく弾けたかな?と思います。

最後のコーダも深い呼吸のリズムで。そのまま消えて無くなるように・・・

 

演奏終了,苦笑いのままお辞儀をして,退出。

あーーーーーー無念無念無念無念

あんなとこで止まったことないのに。

 

事務局の方にはすごく響いていて良かったよ,と言われましたが,

暗譜がふっとんだ時点で相当の自己嫌悪です。

すぐにロビーに出て,知り合いのみなさんに慰めてもらいました笑

 

はぁ~~~まさかの暗譜失敗で躓くとは。ガックリ!

他の演奏者のみなさん,素晴らしい熱演。ブラヴォ!

 

 

ここまで来たならそれなりの成績残したい・・・欲張り!

ピアノ再開して8か月あまり,自分なりに頑張ってきたつもり。

 

ピアノはアスリートと一緒だ。

練習は嘘をつかないし,自信がないのは練習不足のせい。

ピアノに触らない日だってあったし。

曲の詳細な分析はできずじまい。

自分のために,自分が満足できる結果のために,日々を積み重ねるだけ。

振り返ってみればまだまだ練習が不足していたな。

暗譜だってエアピアノができるまでやったわけじゃないし,

まさか起譜もできないし。

 

私はなぜ弾くのか?

自分が好きな曲を,なぜ,どこか,どうして好きなのか

伝えたいから。

私という人間の一瞬を,ピアノを通じて,音色にして,

いま聞いてくれている誰かに,届けたいから。

 

なぜコンクールなのか?

自分の演奏は,自分が響かせたい音色を,技術として表現できているか,

確認したかったから。

 

 

感動する演奏は,基礎技術があって初めて形になるものだと思います。

キソキソキソ

 

 

最後はポエムになってスイマセンです。

次はエリーゼ音楽祭全国大会の最終記事,審査結果編です。

 
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