初めての調律。♪
おはようございますうめです。
一雨ごとに涼しくなりますなぁ。昨夜は毛布出しちゃった(ただし暑くて起きる)。
先日、古いピアノを譲り受けた、と書きましたが、先週末ようやく調律をしてもらうことができました。
アコースティックピアノは人生初所有なので、もう何もかもが初めてです。
コンサートホールで演奏前の最後の微調整に、とチューニングピンを回している様子は見たことあるけど。
【お迎えする前の謎】
①自宅で用意しておくものはあるか?
ピアノ周りを片づけておくのは当然として、作業のために用意するものはあるのだろうか?
これは予約の電話をしたときに、「掃除機をお借りしたい」とのことで、解決しました。
いらっしゃる前にピアノの横にスタンバイさせました。
②おもてなしはするのか?
実家は田舎ですので、自宅に「先生」と呼ばれる人を招く際には、お茶やお茶菓子を出すのが当然でした。
学校の家庭訪問、税理士や建築士、(先生じゃないけど)お坊さん。
先生でなくとも、引っ越し関係ならご祝儀、心付け。
1時間を超えるようなものの場合は何かしらお渡ししているような。
調律師ってどーなの!!??
とりあえず、ペットボトルのお水・お茶、おしぼりを用意しておきましたが。
結局、当日は何も手をつけることなく去って行かれました(笑)
【作業当日】
調律師さんは時間ぴったりに来てくれました。挨拶もそこそこに、早速作業開始!
黙々と作業するのかと思いきや、喋る喋る。
明るく楽しい職人のおじさま。
簡単な作業はお手伝いさせてもらえました。
これは自分のピアノに対して愛着がわきますね。実験や機械いじりが好きなのでめっちゃ楽しいです。
今回お願いした調律師さんはもともとカワイ出身とのことで、メーカーに属していると仕事は楽だがこだわりある調律はできないとフリーになられたそうです。
メーカーだとどうしても「新品ピアノを売る」ことも仕事になっちゃう、と。心行くまで古いピアノを直せないらしい(笑)
今は音大の調律も任されていて、教授や学生さん、卒業生の自宅ピアノもずっと担当されたりするとか!
作業しながらずっとお喋りさせて頂いた(うめが作業してるときは喋る余裕はありませんでしたが…)ので、
こういうフレンドリーな雰囲気が苦手な方は相性が悪いかもデス。
あと、お客さんのピアノの「ダメなところ」をズバリ指摘するので、ムッとされることもあるそう(笑)
我が家のレスターは古いピアノでしたが、故障もほとんどなく、内部清掃だけでも相当良くなりました。
埃除去、弦サビ除去、動きの悪くなったアクションの調整、経年劣化した細かい部品の交換(ブライドルテープがなんと本革で作られていた!)。
ピアノ自体が「致命的な故障・破損している」ことは少なく、大抵は「保管状況に左右される動きの悪さ」が原因だそうです。
そして、私のピアノ歴や練習内容を聞き、おそらくお客さんなら当然お分かりだろうが…と前置いた上で、グランドピアノへの買い替えも提案されました。
どんなにいいアップライトであろうと、グランドに勝てる点は1つもないからです。
連打もハーフタッチもできないでしょ(^^)と笑顔で仰られ…
わかっとるわい。゚(゚´Д`゚)゚。
欲しくなったら自力で探すよりかなりお安く希望の中古ピアノを探してくれるようです♪
こうしてたっぷり3時間の調律作業を終え、ようやくレスターさんからピアノらしい音がするようになりました。
人間の筋肉や関節と同じで、動かさないとフレンジの動きが悪くなる一方とのことで、とにかく弾いてやることが大切だそう。
平日は難しいですが、週末はたくさん弾いてやりたいと思います♪
初めての調律師選びにしては、私なかなか良い人にあたったんじゃないか、と自分のネット検索能力に合格点をつけてやりました。
そしてフツフツと沸いてくるピアノ構造への興味…当然、Amazonで本をぽち。
勉強しよっと!