エリーゼ音楽祭全国大会(当日演奏編)
こんにちはうめです。
いよいよ当日演奏編!
本番前は慌てたりしたくないので,開場と同時くらいに行きました。
11時くらいかな?
(演奏予定時刻は14時頃)
顔見知りも何人か来ていて,挨拶してから会場内をうろうろ。
動線を確認。どこに何があるか?
数名の演奏も聞いて,響きとか音量をチェック。
12時前くらいに着替えに入りました。
まだ更衣室もすいてて,ゆっくりお着換え。
前日に宿でもう一度着て,着方や編み上げの締めを調整しておいたのでスムーズ。
(中にはけっこう苦労されてる方もいらっしゃった)
アクセサリーも全部付けて,万全の状態にして更衣室を退出。
その後は2階のスペースで自分の演奏曲や出場者の演奏を聴いたりしていました。
時々知ってる方が通って行かれるので,軽く挨拶もしつつ。
演奏の40分くらい前になったら再び更衣室でお化粧チェック。
チーク,ハイライト,リップは要お直しです。
時間がたっぷりあれば,他の出場者のメイクを直したかった。みんな薄すぎるよ!
5人前になったところで,舞台袖に降りていきました。
後はずっと自分の曲聞いていました。他の人のを聴くと焦るし・・・
ここで,事務局の人から確認。
なんと5分以上弾かせてくれるらしい。うれしい(^^♪
規程時間のオーバー1~2分くらいは可とのこと。
欠席者がいたりして時間に余裕があるためだそう。もちろん全部弾きます。
暗譜は一応全部してあるのだよ。
前の演奏者が終わる。充実した表情で戻ってきた!
よし,ワタシも頑張ろうとグッと手を握って,いざステージへ。
(裾を踏まないよう。。。)
前奏文を長めに書いたおかげで,座ってからも一息つく時間がありました。
あれは少し恥ずかしいけど,書いたほうがいいですね。
ここで深呼吸して落ち着く時間が持てる。
ピアノはスタインウェイのフルコン。
鍵盤のタッチは軽く,なめらかでした。
ダンパーペダルが切りにくく,丁寧に踏み変えないと濁ってしまう(><
ノクターン17番はこれで最後ということもあり,思い切り歌ってやりました笑
前半,主題がちょっと目立たなかったかな?
もっとメリハリつけたかった。
中盤,抑えるところはしっかり抑え込む。
盛り上がるところに向かって。じっと耐える。
ふわふわとした中盤終わりはまあまあ。
後半に入りトリルがちょっと浮いてしまった。無念。
終盤に向けて最大の盛り上がりセクション。
こ・こ・で 大参事!!!
いちばん盛り上がるところで左手の暗譜がふっとぶ。
そのまま行こうかとも思ったけれど,やはり無理。あかん。
このセクションから弾き直しを選択。しゃーない,切り替えだ。
おお,2回目はうまくいったわ・・・
終盤の転調はそこそこうまく弾けたかな?と思います。
最後のコーダも深い呼吸のリズムで。そのまま消えて無くなるように・・・
演奏終了,苦笑いのままお辞儀をして,退出。
あーーーーーー無念無念無念無念
あんなとこで止まったことないのに。
事務局の方にはすごく響いていて良かったよ,と言われましたが,
暗譜がふっとんだ時点で相当の自己嫌悪です。
すぐにロビーに出て,知り合いのみなさんに慰めてもらいました笑
はぁ~~~まさかの暗譜失敗で躓くとは。ガックリ!
他の演奏者のみなさん,素晴らしい熱演。ブラヴォ!
ここまで来たならそれなりの成績残したい・・・欲張り!
ピアノ再開して8か月あまり,自分なりに頑張ってきたつもり。
ピアノはアスリートと一緒だ。
練習は嘘をつかないし,自信がないのは練習不足のせい。
ピアノに触らない日だってあったし。
曲の詳細な分析はできずじまい。
自分のために,自分が満足できる結果のために,日々を積み重ねるだけ。
振り返ってみればまだまだ練習が不足していたな。
暗譜だってエアピアノができるまでやったわけじゃないし,
まさか起譜もできないし。
私はなぜ弾くのか?
自分が好きな曲を,なぜ,どこか,どうして好きなのか
伝えたいから。
私という人間の一瞬を,ピアノを通じて,音色にして,
いま聞いてくれている誰かに,届けたいから。
なぜコンクールなのか?
自分の演奏は,自分が響かせたい音色を,技術として表現できているか,
確認したかったから。
感動する演奏は,基礎技術があって初めて形になるものだと思います。
キソキソキソ
最後はポエムになってスイマセンです。
次はエリーゼ音楽祭全国大会の最終記事,審査結果編です。